So-net無料ブログ作成
検索選択

18 19

18.jpg

六歳のとき、大蛇ボアの外側と内側を描いたこと以外、決して絵を描いていなかったから! もちろん、ぼくは肖像画をできるだけそっくりに描くことにする。しかしうまくいくかどうか確信があるわけではない。ある絵はうまくいっても、ほかのはもう似ていない。身長もまたすこし間違える。ここではちいさな王子が大きすぎて、あそこではちいさすぎる。かれの服の色についても迷いがある。だからぼくは手探りで、どうにかこうにか、やっとのことで描いている。ぼくはもっとも重要な部分を結局間違えることもあるだろう。でも、そのことは許してもらわなければならない。ぼくの友だちは決して説明してくれなかった。もしかすると、かれはぼくを自分に似ていると思っていたのかもしれない。でもぼくはといえば、残念ながら、箱の外側から中の羊を見ることができないんだ。すこし大人のようになってきたのかもしれない。ぼくは年をとったに違いない。


                      5

 王子の星、出発、旅につて、ぼくは毎日なにかを知っていった。偶然言った言葉から、すこしずつわかってきた。そういうわけで三日目にバオバブの恐ろしい話を知った。
 今度もまた、羊のおかげだった。というのは、ちいさな王子が深刻に疑うような感じで、突然ぼくに聞いたから。
 「本当なんだよね。羊が小さい木を食べちゃうって?」

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。