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「うん。本当だよ」
「ああ! よかった!」
羊が小さい木を食べることが、なぜそんなに重要なのか、ぼくにはわからなかった。でもちいさな王子はつけ加えた。
「それなら、バオバブも食べちゃうんだね?」
ぼくはちいさな王子に教えてあげた。バオバブは小さい木ではなく教会のような大きい木で、たとえ象の群れ全体を連れて行っても、その群れはたった一本のバオバブだって食べつくせないだろう、とね。
象の群れという言葉に、ちいさな王子は笑った。
「象を積み重ねないといけないね. . . 」
でもかれは賢そうに言った。
「バオバブも、大きくなる前は、小さかったよ」
「そのとおりだ! でもなぜ羊に小さいバオバブを食べてもらいたいの?」
「えっ! まあまあ!」 そこでは明らかなことだったように、かれはぼくに答えた。だからぼくはその疑問をひとりで解決するために、たくさん頭を使う必要があった。
実際、ちいさな王子の星には、すべての星にあるように、良い草と悪い草があった。だから良い草の良い種と、悪い草の悪い種があった。でも種は目に見えない。一粒の種が目覚める気になるまでは、土の奥でひっそり眠っている。それから種は背伸びをし、最初はおずおずと、日光のほうに無害ですてきな茎を伸ばす。ラディッシュやバラの茎だったら、伸びるままにしておいていい。

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